一般知識の中のカタカナ語は、毎回1~2題出題されています。
出題は選択問題ですので、用語をイメージで覚えていれば正解できます。
また、社会人であれば知っておいて損はしませんので、是非覚えてください!
一般知識は、一問一答形式にしてみました。
カタカナ語・略語
通勤時間や通学時間にチェックしたり、書いて覚えたりしてくださいね!

私は「書いて覚える派」!
あなたは⁉
出題される問題は、以下の形式です。
Q:次は用語とその意味(訳語)の組み合わせである。
中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- リリース=情報や記事を公開・発表すること
- リユース=製品をそのままの形で再利用すること
- リサイクル=製品を分解・加工して、新たな資源として再利用すること
- リカバリー=反応
- リース=長期の貸付
解答と解説はこちら
正解:4
リカバリーは、回復・復旧です。
リカバリー=回復・復旧
例文:今回のプロジェクトの遅延をリカバリーするために、追加の人員を投入する必要がある。
リアクションが、反応です。
リアクション=反応
補足:
リユースとリサイクルはどちらも「再利用」という意味ですが、製品をそのまま使うかどうかという点で違います。
リユース=ペットボトルを洗って繰り返し使う
リサイクル=ペットボトルを溶かして新しいペットボトルや製品の材料にする
上記出題形式を見てわかる通り、意味を記述するのではなく「意味がわかっていればよい」ということです。



カタカナは英語ができる人に有利です!
※過去出題されたカタカナ語は(●●回出題)と記載しています。
Q:アドバタイザー(109回出題)
A:広告主
補足:
アドバタイジング=広告活動
Q:アビリティー(110回出題)
A:能力
Q:アウトソーシング
A:外部委託のこと。
自社で不足している業務やサービスを外部の企業に委託する経営手法
例文:
業務の一部をアウトソーシング化しよう。
Q:アウトプット
A:出力
反対語=インプット
Q:アウトライン(130回出題)
A:概要・大まかな内容
Q:ASEAN(アセアン)(111回出題)
A:東南アジア諸国連合
東南アジア地域の平和・経済成長が目的
補足:
加盟国(2025年現10か国)
インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、 ラオス
Q:アセスメント
A:評価・査定・価値判断
例文:
新規市場参入の前に、リスクアセスメントを実施する必要がある。
Q:イニシアチブ
A:主導権
Q:イノベーション
A:革新・改革・開発
Q:イレギュラー
A:不規則・想定外の
例文:
システムトラブルにより、イレギュラーな対応が必要になった。



「イレギュラー」という言葉は仕事中頻繁に使っています!
Q:EU(イーユー)(111回出題)
A:欧州連合
補足:
加盟国(2025年現在27か国)
アイルランド・イタリア・エストニア・オーストリア・オランダ・キプロス・ギリシャ・クロアチア・スウェーデン・スペイン・スロバキア・スロベニア・チェコ・デンマーク・ドイツ(加盟時西ドイツ)・ハンガリー・フィンランド・フランス・ブルガリア・ベルギー・ポーランド・ポルトガル・マルタ・ラトビア・リトアニア・ルーマニア・ルクセンブルク
Q:インサイダー
A:会社関係者・部内者
反対語=アウトサイダー(部外者)
※インサイダー取引とは、企業の内部情報を利用して株式を売買する行為のこと。
Q:インフォーマル(131回出題)
A:非公式・略式
反対語=フォーマル(正式)
Q:インセンティブ(126回出題)
A:奨励金
従業員のモチベーションを高めるためにもらえる報酬や特典
例文:
実績に応じたインセンティブがもらえる。
Q:インフォームドコンセント
A:十分な説明と同意
Q:インプット(131回出題)
A:入力
反対語=アウトプット
Q:インフラ
A:電気・ガス・水道・道路など社会や企業の基盤となる設備やシステム
インフラストラクチャーのこと
例文:
業務効率化を図るために、社内のインフラ整備を行う。
Q:エージェント(95、103、104、109、128回出題)
A:代理人・代理業者のこと
Q:エージェンシー
A:代理店
Q:エグゼクティブ
A:企業組織の幹部役員
Q:NPO(エヌピーオー)(111回出題)
A:民間非営利団体
Q:オーソリティー(97、101、108、110、128回出題)
A:権威者
例文:
田中先生はWebマーケティングのオーソリティーです
Q:オファー
A:申し込み・提案
Q:オフィシャル
A:公式の・職務上の
Q:オブザーバー
A:会議の決定権はないけれど、会議に参加できる人
補足:
オブザーバー=進行を見守る人、アドバイザー=アドバイスをする人
Q:オプション(106回出題)
A:自由選択
Q:オペレーション(96回、108、127回)
A:操作
Q:ガイダンス
A:指導
例文:
新卒者向けガイダンスが開催される。
Q:ガイドライン(102回、130回出題)
A:指針・指標
Q:カバレッジ
A:カバー率・網羅率
例文:
テレビ視聴率は、ビデオリサーチ社が全国の一部地域で番組ごとの世帯数ガバレッジを調査したものです。
このソフトウェアのテストガバレッジは何%が目標ですか?
Q:キャパシティ
A:能力・受容量
Q:ギャランティー
A:出演料・保証料
Q:クラウドソーシング
A:不特定多数に業務委託を行う形態
補足:
大手クラウドソーシング企業で有名なのは「ランサーズ」や「クラウドワークス」
Q:クオリティー(110回、129回出題)
A:品質・性質・品位
Q:クライアント(95、101、104、128回出題)
A:依頼人、顧客・お客さま・得意先
例文:
クライアント(お客)と打ち合わせがある。
クライアント(お客)からクレームが入ったので対応する。
Q:クレジット(126回出題)
A:信用
Q:グレード
A:等級・階級
Q:コミッション(108、127回出題)
A:手数料や歩合
Q:コミュニティー(110回出題)
A:地域社会・共同社会
Q:コンプライアンス
A:法令遵守
法律や規則を守り、倫理的に正しい行動をすること
例文:
コンプライアンス違反が発覚すれば、企業の信頼を失ってしまう。
Q:コンテンツ
A:内容・目次
提供される情報や中身
例文:
レポートのコンテンツを整理してから提出してください。
Netflixは、ドラマや映画など多様なコンテンツを配信している。
Q:コンサルタント(109回出題)
A:企業の経営などについて、指導・助言をする専門家
補足:
課題を分析し、具体的な解決策や戦略を提案する役割
コンサルテーション=相談(127回出題)
Q:コーディネーター(109回出題)
A:調整役
補足:
関係者やプロセスをつなぎ、物事を円滑に進める役割



「コンサルタント」と「コーディネーター」が一緒に出題されることがあるので違いを整理しましょう!
Q:コンスタント
A:一定
Q:コンシューマー(108回出題)
A:消費者・購入者
Q:コンセンサス
A:合意
Q:コンフィデンシャル
A:秘密の
Q:コンペティション
A:競争・試合・競技会
例文:
激しいコンペティションの中で、当社は価格競争を避ける戦略を採用している。
Q:サステナブル(サステナビリティ)
A:製品、サービス、プロセスなどが環境や社会に配慮しつつ、長期間継続できる状態
例文:
環境負荷を削減するためにサステナブルな包装材を導入した。
Q:シンクタンク
A:頭脳集団
専門家や研究者が研究調査などを行い、その結果を公表する組織
シンクタンク代表
政府系シンクタンク:
経済社会総合研究所(内閣府)・財務総合政策研究所(財務省)・防衛研究所(防衛省)
企業系シンクタンク:
野村総合研究所・三菱総合研究所・NTTデータ経営研究所・みずほリサーチ&テクノロジーズ・東京海上研究所・日本総合研究所
Q:スポークスマン(108回出題)
A:団体、政府の意見を報道機関に発表する人
Q:スケールメリット
A:規模が大きくなることの利点
Q:ダウンサイジング
A:設備の小型化
Q:WTO(ダブリューティーオー)(111回出題)
A:世界貿易機関
Q:ダンピング
A:商品を不当な安値で販売すること
Q:ドロップアウト
A:脱落すること
Q:ディテール
A:詳細
Q:TPP(ティーピーピー)(111回出題)
A:環太平洋パートナーシップ協定
太平洋沿いの国々によるモノやサービスの自由化を目指す経済連携協定
補足:
加盟国(2025年現11か国)
オーストラリア・ブルネイ・カナダ・チリ・日本・マレーシア・メキシコ・ニュージーランド・ペルー・シンガポール・ベトナム
※2017年アメリカ離脱
Q:ディーラー(128回出題)
A:販売業者・取引業者
Q:デシベル(113回出題)
A:音の大きさを表す単位
Q:デッドライン(130回出題)
A:最終期限
Q:デモンストレーション
A:商品の宣伝活動
Q:デベロッパー(128回出題)
A:開発業者
例:
不動産開発業者やソフトウェア開発者のこと
Q:トップダウン(101回、114回出題)
A:上位層のものに部下が従うことを徹底させる管理方式。
「上意下達」
反対語=ボトムアップ
Q:トレードマーク
A:商標
Q:トレンド
A:動向・流行
Q:ノウハウ
A:専門的な知識や技術の蓄積
Q:ノベルティー
A:宣伝を兼ねて集客のために消費者に配布する品物。
Q:バイト(113回出題)
A:情報量の単位。アルバイト労働者。
Q:バジェット
A:予算・特定の経費
例文:
バジェット次第(予算次第)で製品のクオリティが変わる
Q:バリアフリー
A:高齢者や身体の不自由な人などが生活する上で障壁(バリア)となっている部分を取り除くこと
Q:バリュー
A:価値・値打ち
Q:ファイナンス(126回出題)
A:財政・資金
Q:ファクター
A:要因・要素
Q:フォーマル
A:公式・正式
反対語=インフォーマル
Q:プライオリティ
A:優先順位
Q:プリペイド(126回出題)
A:代金前払い
Q:フレキシブル
A:柔軟なこと
Q:プロモーター(109回出題)
A:イベントなどの主催者や興行主のこと
補足:
プロモーション=販売促進活動
Q:ヘクトパスカル(113回出題)
A:気圧
Q:ベンチャービジネス
A:小規模だが革新的な新規事業
Q:ペンディング
A:保留
Q:ボーダーライン(130回出題)
A:境界
Q:ボーダレス
A:境界線がないこと
Q:ポテンシャリティー・ポテンシャル(110回出題)
A:潜在力・可能性
Q:ボトムアップ
A:下位からの意見や提案を吸い上げて意思決定する方式
「下意上達」
反対語=トップダウン
Q:ポリシー
A:企業・政治の政策
Q:マテリアル
A:材料・素材・原料
Q:マイル
A:距離
Q:メインバンク
A:主要取引銀行
Q:メソッド(129回出題)
A:方法・方式
Q:メリット
A:長所・利点
反対語=デメリット
Q:メンテナンス
A:保守・維持
モチベーション(101回出題)
A:動機づけ
Q:ライフライン(130回出題)
A:生活に必要不可欠な電気・ガス・水道・通信・交通網など
Q:リコール(129回出題)
A:欠損のある製品をメーカーが回収し、無料で修理すること
Q:リース
A:長期の貸付
Q:リスクマネジメント
A:危機管理手法
例文:
当社では、サイバーセキュリティの強化をリスクマネジメントの一環として進めている。
Q:リストラクチャリング
A:企業における事業の再構築や再編
例文:
固定費の削減を目的に、工場のリストラクチャリングを実施し、生産ラインの効率化を図った。
Q:リミット
A:限界
Q:リユース(129回出題)
A:使用済みの製品を再利用すること
Q:リリース(129回出題)
A:情報や記事を公開・発表すること
Q:レジュメ
A:要約
Q:ルクス(96回、113回出題)
A:明るさを表す単位
Q:ロイヤリティー
A:著作権・特許の使用料
Q:ローン
A:貸付
カタカナ用語 実践問題
実際の秘書検定では以下のように「カタカナ用語」の中から不適当なものを選ばせる問題がほとんどです。
以下、全部で11問あります。
トライしてみてください!
第1問
次はビジネスで用いられる用語とその意味(訳語)の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①イニシアチブ=主導権・率先
- ②プロット=陰謀
- ③サマリー=要約・概要
- ④レスポンス=反応・返答
- ⑤アカウンタビリティ=説明責任・責務
②プロット=陰謀
プロットは物語の筋書きや構成を意味する用法が一般的
第2問
次はビジネスで用いられる用語とその意味(訳語)の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①クライアント=顧客・依頼主
- ②エージェント=代理人・仲介業者
- ③コンセンサス=反対・不賛成
- ④イニシアチブ=主導権・率先
- ⑤オペレーション=操作・運転
③コンセンサス=反対・不賛成
コンセンサスは「反対、不賛成」ではなく、合意、意見の一致を意味する用法が一般的です。
第3問
次はビジネスで用いられるカタカナ語とその意味の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①アジェンダ=議題・協議事項
- ②リストラ=人員削減・事業再構築
- ③メリット=利点・長所
- ④デメリット=相乗効果・好影響
- ⑤インフラ=社会基盤・設備
④デメリット=相乗効果・好影響
選択肢④の「デメリット」は、「相乗効果、好影響」ではなく、一般的にビジネスにおいては「欠点、短所」を意味します。
第4問
次はビジネスで用いられるカタカナ語とその意味の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①セクション=部門・区分
- ②バージョン=版・型
- ③ポイント=要点・重点
- ④ケース=事例・場合
- ⑤プライオリティ=重要度の低いこと
⑤プライオリティ=重要度の低いこと
選択肢⑤の「プライオリティ」は、「重要度の低いこと」ではなく、優先順位、重要度の高いことを意味します。
第5問
次はビジネスで用いられるカタカナ語とその意味の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①スケジュール=予定・日程
- ②フォロー=追跡・後追い
- ③タイミング=好機・絶好の機会
- ④リラックス=緊張する・気を張る
- ⑤テスト=試験・検査
④リラックス=緊張する・気を張る
選択肢④の「リラックス」は、「緊張する、気を張る」ではなく、くつろぐ、安心するという意味で用いられます。
第6問
次はビジネスで用いられるカタカナ語とその意味の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①メール=電子的な手紙
- ②キーワード=重要語・検索語
- ③プライベート=私的な・個人的な
- ④イメージ=印象・想起される像
- ⑤カタログ=絵画の図録
⑤カタログ=絵画の図録
「カタログ」は一般的に商品の詳細な情報をまとめたものを指します。選択肢⑤は不適切です。
第7問
次はビジネスで用いられるカタカナ語とその意味の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①スケジュール=予定・日程
- ②フォロー=追跡・後追い
- ③タイミング=好機・絶好の機会
- ④リラックス=くつろぐ・安心する
- ⑤テスト=書籍の索引
⑤テスト=書籍の索引
「テスト」は一般的に試験、検査を意味します。「書籍の索引」は書籍の内容を検索するためのものであり、テストとは異なります。
第8問
次はビジネスで用いられるカタカナ語とその意味の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①マーケティング=市場調査からアフターサービスまでの一連の活動
- ②アウトソーシング=コスト削減を目的として企業の一部の業務を外部の専門業者などに委託すること
- ③ヘッド・ハンティング=ほかの企業から優秀な人材を引き抜くこと
- ④コンプライアンス=法令遵守。企業が法令や倫理を守って企業活動をすること
- ⑤リリース=使用済みの製品を再利用すること
⑤リリース=使用済みの製品を再利用すること
「リリース」は一般的に新製品やサービス、情報などを公に発表することを意味します。使用済み製品の再利用は「リユース」のこと
第9問
次はビジネスで用いられるカタカナ語とその意味の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①クライアント=顧客や依頼主のこと
- ②エージェント=代理人・代理業者
- ③エグゼクティブ=会社を経営する重役のこと(例:常務、専務、社長、会長)
- ④コミッション=手数料や歩合のこと
- ⑤トレンド=個人的な意見や考え方
⑤トレンド=個人的な意見や考え方
「トレンド」は動向、流行を意味し、社会現象や市場の動きなどを指します。個人的な意見や考え方はトレンドとは言えません。
第10問
次はビジネスで用いられるカタカナ語とその意味の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①シェア=ある商品やサービスの市場が少数の売り手により支配されている状態のこと
- ②トレードマーク=商標
- ③キャッチフレーズ=広告などで相手に強い印象を与えるために使う、短い効果的な言葉
- ④レセプション=歓迎会のこと
- ⑤アポイントメント=会議や打ち合わせのこと
⑤アポイントメント=会議や打ち合わせのこと
「アポイントメント」は約束、予約を意味します。会議や打ち合わせのための約束をアポイントメントと呼ぶことはありますが、アポイントメントそのものが会議や打ち合わせを指すわけではありません。
第11問
次は会社に関する用語とその説明の組み合わせである。 中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
- ①上場=株式を証券取引所で売買できるようになること
- ②商号=会社が営業活動を行う上で用いる名称(会社の名前など)
- ③監査=会社の財産や業務、会計を監督し検査すること
- ④株主=会社の資金を出資し、経営を行う責任を持つ
- ⑤株式会社=出資者が無限責任を負う組織形態
⑤株式会社=出資者が無限責任を負う組織形態
株式会社の出資者は、有限責任を負います。無限責任を負うのは、合名会社などの形態です。